こんにちは、パブロです。
前回の投稿から日経平均が更に下落していき最小利益が50万円を超えてきました。少しプライベートが忙しくブログを更新できていなかったのでポジション移動をまとめて記載します。
【前回までポジション】
C37750(@830) +1
C38500(@715) -1
P36000(@230) +1
P35500(@180) -4
P37500(@920) +1
(CはCall、PはPut、@はプレミアム、+は買い玉、-は売り玉)
最大損失(SQ37750円以上):▲6万円(決済損益▲27万円含む)
最大利益(SQ35500円):+269万円
ーー【ポジション移動履歴】ーー
C37500(@755)+1 新規買い
C37750(@610)-1 新規売り
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C37250(@695)+1 新規買い
C37500(@560)-1 新規売り
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※上記2つのコールセット(CALL新規売り買い)は前回投稿の「買い玉の移動」とやっている事は同じです。つまり上昇時の損失を下落時の利益から移動させているということです。詳細はブログ後半で説明します。
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C37250(@695)+1 決済売り@590 ▲105
C37000(@715)+1 新規買い
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C370000(@715)+1 決済売り@580 ▲135
C36500(@800)+1 新規買い
ーーー移動履歴ここまでーーーー
オプション初心者の方には凄く複雑なことをしているように見えるかもしれませんが、実は凄くシンプルです。一度現在のポジションをまとめてご覧ください。
【現在ポジション】
C36500(@800) +1
C37500(@560) -1
C37500(@755) +1
C37750(@610) -1
C37750(@830) +1
C38500(@715) -1
P36000(@230) +1
P35500(@180) -4
P37500(@920) +1
(CはCall、PはPut、@はプレミアム、+は買い玉、-は売り玉)
最小利益(SQ36500円以上):+56.5万円(決済損益▲51万円含む)
最大利益(SQ35500円):+206.5万円
青色で線を引いたところが基本ポジションで、それ以外のコールセットは『買玉の移動』と意味は同じなのでぱっと見の複雑さに反して凄くシンプルになっています。
エクセル収支表(単位:1,000円)

エクセル収支表をご覧いただいたらお分かりのとおり、これからどれだけ上昇されても最小利益が56万円は確定。SQが35500円まで下がってきた時の最大利益は206万円になりました。
現在の日経平均は約36800円なので最低56万円の利益確保に成功です。
更には、SQで34500円まで下落しても損失は出ないという反則のようなポジションです。
これで今限月のポジション育成(収益改善)はほぼ完了しました。
あとはSQ週にポジション整理すれば元本300万に対して余裕で10%以上の利益が残ることになります。
ではここからコールセット(買い玉の移動と同じ)について説明します。
コールセット(買い玉の移動と同じ)の意味と使い方
エクセル右から3列目のC37500を例に説明します。
まずこちらのセットですが、原資産(日経平均)が37500円まで下落した時に作成しました。
C37500(@755) +1
C37750(@610) -1
上記セットだけの損益を見ると、以下のようになります。
SQ37500円以下:▲14.5万円
SQ37750円以上:+10.5万円
なぜこんなセットを作っているのかというと、基本セット(元々作っていたポジション)で日経平均が37500円まで下がると利益が増えるというポジションを持っているからです。
この先で日経平均が37750円から反騰してSQを迎えた場合にはこのセットを作ったおかげで利益が+10.5万円増えたという事になります。
「下落時(37500円以下)の利益を削って、反騰時(37750円以上)の損失に充てた」だけで、つまり『買い玉の移動』とやっている事は全く同じです。
では買い玉の移動ではなくコールセットを作る意味とはなんでしょうか?
もちろんこのセットを作る大きなメリットがあります。
仮にこの先で大暴落が起きた場合、37500円の買い玉を損切りする事により収益が改善します。逆に大暴騰が起きた場合には、37750円の売り玉を損切りすることで収益が改善します。
『買い玉の移動』では、損切りを先に行うので暴落・暴投にはなす術がなかったのですが、このコールセットでは相場が大きく動いた場合に限り最後に数万円の収益改善が行えるという事です。
仮に2万円の利益が生まれるとすれば年間20回やれば40万円、30回で60万円の収益増加です。チリも積もれば山となりますね。
これがコールセットを作った意味になります。
この収益改善は、SQまでの残日数やボラティリティによる時間的価値の減少具合によるので文字での説明が難しく、またその場面が来たら実例を用いて説明したいと思います。
デメリットはないのか?
証拠金も「買い玉の移動」を行なった場合と同じなので損益上は特にデメリットはありません。
ただし先述したとおりオプションを理解している少し中級者向けという事と、売り玉が増える(証券会社の上限にきやすい)というのがありますので、初心者のうちは「買い玉の移動」の方が簡単かもしれません。
オプションを始めたばかりの人には少し難しく見えるかもですが、慣れてくると簡単に作れるポジションになるので是非ご活用ください。
今限月は残り3週間となりほぼやる事がなくなりましたが、また相場が急変した時にはブログを更新したいと思います。
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