暴騰に対するリスクヘッジの方法

トレード実戦記
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こんにちは、パブロです。

今日は、上昇時のリスクヘッジの方法、具体的にヘッジをするとどうなるのか?を説明したいと思います。

今回の方法を知っているとコール売りに対する怖さが軽減すると思います

それでは内容です。

昨日の投稿では上昇時の最大リスクである39000円になったら先物を入れてC39500のヘッジをすると言っていました。

そしてブログを投稿した後のナイトセッションでは開始早々に上昇していき、ヘッジポイントの39000円付近まで上がっていきます。

そこで逆指値設定しようと先物買い注文を入れた時にとんでもないミスに気づきます。

「残高不足」の表示が出たのです。

そう、このブログで公開している口座は300万しか入れていないので今現在、約210万円の証拠金が必要な先物買いが入れられなかったのです。うっかりしてました。

そうは言っても日経は上がっています。さすがにヘッジを入れずに39000円を超えてくると不安ですし、損失無限大なのでめちゃくちゃ怖いです。

急遽、予定変更です。別のヘッジ方法を取ります。上昇し続けたらリスクヘッジどころかむしろ利益が増えていく戦略です。

その方法がこちら

新規建玉:C40000(@195) +1

これだけです。

ポイントは2点あります。

まず、このCall40000円に買玉を1枚入れたことで必要証拠金が一気に軽くなります。結果、買玉で195,000円(@195円)使っているのに先物1枚買いを入れられる証拠金維持率になってます。
これで日経平均が39,000円を超えたら先物買い1枚を入れるというヘッジが可能になりました

もう1点が、この買玉1枚をストライク40,000円に入れた事で、このまま上昇をし続けた場合には更なる利益が見込めます。

建玉前後のエクセル表を使って説明していきます。

【寄り付き前のエクセル表】

ご覧の通り、40,000円を超えると損失無限大になります。もし41,000円を超えてくると損失240万ほどになり、300万の元本では再起不能レベルの損失になります。

次に今回のCall買い玉を入れた損益図が以下になります。

コールヘッジ:C40000(@195) +1

【ヘッジの買玉を入れたエクセル表】

仮にこのまま上昇をし続けたとしてSQが41000円で終わった場合の合計損益を確認ください。ポジション追加前は▲237万円だったのに新規ポジションでは▲157万円になっています。

19.5万円の経費で80万円の損益改善が出来ました。

最後に、39,000円を超えてきた時に先物を入れた際のシミュレーションをお見せします。

【先物を入れた際の損益エクセル表】

41,000円まで上昇されても損益は+43万円となり、寄り付き前ポジションと比較すれば▲237.5万円→+43万円となり、なんと280.5万円の損益改善となりました。(※当然、1セット目の▲40.5万円の損失を含めての収益です。)

この損益改善に必要なのは、たった1枚の買玉と先物買い1枚だけです。

今まで売玉のネットリスクが顕在化した場合には、損切りかもしくは祈る事だけをやっていた方には少し衝撃的な内容ではないでしょうか。

この手法のデメリットは反落した際に@195がまるまる損失になるという事ですが、当然こちらは損切りしてヘッジによる損失は最小限にしていきます。(既に+28万円の最小利益は確保できているので多少の損が出てもこのポジションの最終損益は+で終われるでしょう。)

ちなみに、本日の日経平均は38,488まで下落しています。明日の金曜日で39000円まで上昇しなそうなら損切りしていきます。

また上昇してきたら買い直すのか?と思われるかもしれませんが、一度損切りしたら恐らくもう買い直しはしません。

理由は時間的価値が減少してC39500のリスクが減っているからですね。ここら辺は実際に建て玉を移動してみないとあまりピンと来ないかもしれませんね。

それでは上昇に対するリスクはほぼゼロにして、あとは下落してくれるのを待つだけとなりましたが、今月限はほぼ損失0まで持ってこれたので後は大きく動いたら再度ポジション移動するといういつも通りの暇なトレードとなりそうです。

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